ENDLESS
カイは、いつものように、休日を満喫していた。朝から掃除をし、洗濯物もかたずけて。ようやく一息つけたのは3時のティータイムにはもってこいの時間で。
「・・・おいし・・・」
今日もお気に入りのカップで、お気に入りのダージリンの香りを楽しむ。一息つき終え、取り込んだ洗濯物を畳んでいると、お日様のにおいがして・・・そこから思い出されてしまうのは、やはり、劫火の様な、人の事で。暫く逢っていない事に気付かされる。
「・・・二ヶ月、位かな・・・今何やってるんだか。」
ここら辺の賞金首はあらかた片付けたようで、きっと、どこか遠くで賞金首を追いかけてるんだろうな。そんな事を考えていたその時・・・
ガタンッ!
「?」
玄関のドアの閉まる音がして、何だろうと思い、顔を上げると・・・部屋のドアが開き、ソルがそこにいた。
「あ、ソル・・・ひさし・・・っ・・・」
カイの所まで来たかと思ったら、顎を掴まれ、ぐいっと上向かされて・・・キスをした。
「んっ!?・・・っ・・・」
そのキスは・・・いつもとはどこか違うキスで・・・性急にカイを求めるかのように舌を差し込まれる。
カイは、始めは僅かながらも抵抗していたが、ソルがやめる気などまったく無い様を見て取り、諦めてソルの背中へと手を回す。それに気を良くしたソルは、キスをしたままカイのシャツのボタンをはずしに掛かるが、ソレに気付いたカイが激しく抗ったので、キスは離されてしまう。
「・・・お前が欲しい。犯らせろ。」
「ちょっ・・・待って、その前にシャワー浴びて来い。ほこりっぽいじゃないか。」
どうにかそう言い終えたカイ。これで逃げられると思ったのだが・・・しかめっ面をしたソルは、すぐさまカイの体を抱え上げてしまう。肩に担ぎ上げられて、わたわたと暴れるカイ。
「ちょっ・・・お、降ろしなさい!ソルっ!!」
「うるせえ。めんどくせぇからお前も来い。」
「えっ!?・・・いい、私はっ!」
そう言うも、全く聞いてはくれずにどんどん歩いて行ってしまい・・・脱衣所まで着いてしまう。ようやく降ろされたかと思ったら、ソルにより服を剥ぎ取られてしまう。
「やっ・・・私は別にっ・・・」
「うるせぇ。まずはここで可愛がってやるよ。」
「!!?何!?や、ちょっ・・・」
ごちゃごちゃと文句を言うも、大した抵抗にはならず、裸にされてしまうカイ。ソルはカイをシャワールームへと押し込んだ後、ソルも服を脱ぎ捨てる。カイはカイで、まるで生贄に差し出された者の様にただ震えて待つしか出来ずにいる。
・・・嫌じゃ、ないけど・・・こんな所でなんて・・・
そんな、らしくも無い考えに浸っていると、ソルが来て・・・思わず、というようにびくりと体を強張らせる。が、ソルは気にも留めずに、シャワーのコックを捻り、お湯を出す、とはいえ、始めは水なのだけれども。
カイは、ソルを見てしまう。ヘッドプロテクターを外し、その姿を偽るかのように付けられている付け毛も外したソル・・・そんな姿を見たことのある人は・・・どれくらいいるのだろう・・・?
「・・・カイ?何呆けてやがる。・・・来い。」
差し伸ばされたソルの手。その手を取ると、強く掴まれ、ぐいっとひっぱられ・・・一瞬の後には、抱きすくめられてしまう。
けれど、やはり場所が場所なだけに、カイは素直になれずにいて・・・
「ソル、やだ・・・」
「・・・・・」
やめて欲しいと言うが、無言で無視されてしまう。
頭から暖かいシャワーを浴びながら、キスをされ・・・いきなり、秘部に触られて、びくっ・・・と、体を強張らせる。
「んっ・・・ぅん・・・」
はたはたとソルの胸に拳を打ち付けて、嫌だという意思表示をするも、秘部を撫でていた指はカイの中へと埋められてしまう。指一本だけとはいえ、強張っている体ではそこすらも硬く閉ざされている訳で。
「くっ・・・んんっ・・・」
僅かに苦痛の色を浮かべるカイの表情を見て取り、ソルはカイの舌を絡め取って強く吸ってやる。そうしながら、開いてる手でカイのモノを擦り上げる。僅かには感じていたらしく、半立ちの状態だったソレは、素直な反応を返してきて、ソルを喜ばせた。
「んっ・・・やぁん・・・はな、してぇ・・・」
キスを離すとそう声が上がるが、だからと言って離すわけは無く、もっと強く擦り上げてはそのものの先端を親指でもって、ぐりっと押しつぶす。
「ああっ!や・・・はぁっ・・・」
「・・・何が嫌だ?・・・ここも随分柔らかくなってきたぜ?」
カイの中に突き入れた指をぐりぐりと中でかき回してやれば、甘い声が上がる。ソレを聞いたソルは、指をもう一本挿れて抜き差しを繰り返す。
「っ・・・ふ、あ・・・あぁ・・・」
カイはぐったりとソルに体を預け・・・肩口に顔を埋めているのだが・・・
「・・・耳元でんな良い声出してんじゃねぇよ・・・」
「そ・・・んな・・・」
そう言うが、かまわずにソルはカイの体を反転させ、背中を向けさせ・・・後ろから・・・カイの体に押し入る。
「!!あああぁっ!ひ、あっ・・・」
「・・・力、抜け・・・」
「あ、あ、っ・・・」
何も答えられないのか、ただ頭を振り乱し、震えている。ソルは呆れた様な顔をしたが、カイのモノに触れて・・・感じるように扱ってやる。
と、その時・・・カイの体を反転させた際、シャワーの下からずれてしまったのだが、またシャワーの下へと移動したのだが・・・
「ふあぁっ・・・あっ・・・やぁっ・・・」
「?」
急にびくびくと体を震わせ、声を上げて・・・ソル自身を拒んでいたかのようだったそこさえも・・・程よく収縮しだす。ソルは、何が原因でこうなったのか分からずにいたのだが・・・それは、カイから明かされた。
「や、シャワー・・・とめてぇ・・・ああっ・・・」
「・・・?・・・ああ、こんなので感じてんのか。感度良すぎだな・・・」
くくくっ・・・と笑って、シャワーの水の量を増やすソル。ソレにより、カイは甲高い声を響かせる。
そう・・・カイはシャワーの打ち付ける水と・・・体の表面を撫でるように流れる水で、感じていたのだ。ソルはそれを利用し無い手はないとばかりに、水(お湯)の量を増やしたのだ。
「あっ、やぁっ・・・とめて、おねがっ・・・ひあぁっ!!」
「・・・こんなプレイが好きだったとはなぁ?カイ?」
「あっ・・・ちがっ・・・んあっ・・・く、ふ・・・」
「何がだ?ココ、いいぜ?具合がな。」
そう言うなり、荒々しく叩き付ける様に抜き差しを繰り返すソル。カイは・・・ソルに犯され・・・水に犯され・・・
「っああぁあっ!!」
そう・・・甲高い声を上げて弾ける。タイルへとその証を打ち付けて。が・・・
くたりとしてしまうが、達した体にシャワーからの刺激は強すぎて又感じてしまうカイ。しかも・・・
「・・・あれぐれぇでイッちまうなんてな。そんなに良かったか?コレ。」
「!!?ひあぅっ・・・ああんっ・・・」
シャワーをフックから外し・・・あろう事か、カイの・・・まだ欲望をさらしているモノに当てたのだ。・・・間近かから。
「・・・てめえだけ満足してんじゃねぇよ。おら。ここで俺を逝かせて見ろよ。」
「うあ・・・わざとじゃ・・・ない・・・ああっ!」
カイの膝の後ろ辺りを両方掴んで、持ち上げるソル。それにより、カイは・・・ソルのモノが入っている所に全体重をかける事になり、深くまで入り込んだものに感じてしまう。
しかし、そう思ったのもつかの間で、ソルは下に座り・・・ソルのモノが入ったままカイの体を反転させた。それに、カイは又も嬌声を上げてしまったが、ソルは激しくゆすり始めた。カイは俗に言う対面座位を取らされ、自分で動けとソルに言われてしまう。
「え?・・・そ、んな・・・無理・・・んあっ・・・」
「てめぇだけ先に逝っちまった罰だ。しっかり動けよ?」
そう言われると反論できなくなるカイ。おずおずと動き出すが、こんな事をやった事が無いカイは、なかなか要領を得ず、稚拙な動きしか出来ずにいる。
・・・感じさせねぇと動けないか・・・?
そうソルは判断し、カイのものを握りこんで、擦り上げてやる。
「だめっ・・・ソルっ・・・ぁあん・・・」
「いいから動け。・・・そう、その調子だ・・・」
モノを扱ってやると、カイの内部が程よく収縮し始め、動きとともにソルを喜ばせる要因となる。うまい具合に引き絞られて・・・
「・・・っ・・・」
「んああぁっ!!」
ソルがカイの最奥へとその欲望を叩きつけると、カイもそれにより達する。が・・・
「・・・・・カイ?」
くたりとソルに凭れ掛かり、肩で息をしているが・・・返事が無い。
「・・・しゃあねぇな・・・」
そう呟いて、ソルはカイを持ち上げて・・・綺麗に施してやるが・・・「・・・まだたりねぇんだよ・・・」
獰猛な光を湛えた瞳が、笑う・・・・・
カイの部屋へと着いて、カイをベッドへと横たえる。一見、介抱するのかと思う行動だが・・・
「おいこら。寝てんじゃねぇ。」
あろう事か、カイの頬を軽くではあるが、ぺちぺちと叩き、カイを起こしに掛かる。
「ん・・・ぁ・・・そ、る・・・?」
幾分何がおきているのかわかっていないらしいカイ。ソルはカイが起きた事を確認すると・・・そのカイの素肌を撫で始めた。
「きゃうっ・・・や・・・ソルっ!」
いくら気を失ったとはいえ、先ほどまで散々昂ぶらせた体。すぐさま強い快感を掘り起こされて、まだ意識のはっきりしないカイは、どうしてこんなことになっているのか分からずにいる。
「・・・まだ足りねぇんだよ。満足するまで離してやらねぇ。」
「や・・・あんっ・・・」
いやいやと頭を振り乱し、抵抗するが、全く意味を成さずに・・・カイは足を掴まれ、押し開かせられてしまう。そして・・・
「ひぃあっ・・・!!やだぁっ・・・」
いきなり挿れられて痛いと思ったのも束の間・・・先ほどの行為の証がぐちゅん・・・と音を立てて・・・ソルのモノを迎え入れてしまう。
「あ・・・そんな・・・うそ・・・」
「何がだ?ここ、すんなり銜え込んでるぜ?ほら。」
そう言うなり、ショックを受けているカイの手を取り・・・結合分に触らせる。
「やだっ・・・離してっ!」
「くくく・・・まあいい。」
すんなりと離したが・・・その代わりとでも言うかのように、激しく突き動かし始めた。カイは対応しきれずに、なされるままに、声を上げていた。
「はぁっ・・・ん・・・ふっ・・・ああっ・・・」何度も、繰り返され・・・・・
「・・・おねがい・・・もう、やめて・・・」
透き通るような声だったのが・・・掠れて、聞き取りずらい。それでもソルはカイを離すつもりは無いのか、抜き差しを繰り返している・・・
「・・・まだだ・・・まだ・・・たりねぇ・・・」
「・・・は・・・ぁ・・・お、ねが・・・い・・・」
「・・・・・わりぃ・・・」
そう、謝罪の言葉を言うも、やめようとはせず、激しく揺さぶられ・・・
「―――っ・・・」
「っ・・・」
二人は、声にならない声を上げて、弾けるが・・・ソルは、カイの中に精液を叩き込むが・・・カイは・・・『逝った』という感覚だけである。この状態でも、ソルはやめてはくれず・・・もう三回ほどこの状態のまま、カイは無理やり逝かされている。
カイの状態は、ひどいもので・・・声も涙も枯れ果て・・・関節も痛めている。僅かに熱も出始めた様だが・・・それでもソルはやめようとはせず・・・又、動き始める・・・
「や、めて・・・もう・・・」
「・・・・・」
気を失っても、ソルに起こされ、休む間もなく執拗に続けられる行為・・・・・・いいかげんにしねぇと、カイを抱き殺しちまう・・・けど・・・とまらねぇ・・・騒ぎ出した欲望は、なかなかおさまらねぇ・・・
たかだか二ヶ月逢ってなかっただけなのに、何故ココまで求めてしまうのか・・・『・・・ああ・・・そうか・・・』
ふと、気付く。己が・・・光を求めていた事に・・・賞金稼ぎをしていると、嫌が応にも人のどす黒い感情などに出くわす事がある。そんなのにはもう慣れたはずなんだが・・・
その『光』を具現化したようなカイ。それを、渇望していた心が、こいつに逢った事で歯止めが利かなくなったのか・・・
此処に来て、カイを見た瞬間に欲しくて堪らなくなったのを覚えている。欲しくて欲しくて、何度も犯して。それで失ってしまったのでは意味が、無い・・・
その後、どうにか止める事が出来たが・・・
「ちょっと待ってろよ?」
そう言ってソルは部屋を出て台所へ。そうして水を持って部屋へ戻る。カイは眠ってしまってはいたが、かまわずに水を口移しで飲ませてやり、その後で体を拭いてやる。ベッドも綺麗に整えて、カイを寝かせる。
そうした後で、栄養の良いものを作っておく。
ソルは、らしくもなく、甲斐甲斐しくカイを看病したそうな。
ごめんなさいすみません〜!!ここまでするつもりは無かったのですが・・・何故か・・・たぶん無理やり逝かされて・・・ってのが原因かと・・・始めは善かったですが(笑)こんなに痛いものにするつもりは無かったんですがねぇ・・・
・・・まあ、看病してるからまだ良いですが。看病していかなかったら私がゆるさねぇ。(だからだろ)
ええと・・・・・金夏様・・・いいですか・・・?ものすっごく恐いんですが・・・(汗)どう思われるかが、ものすっごく恐いです・・・途中までは極めてるかと思うのですが・・・どうでしょう?ぜひとも感想をお待ちしております。ちなみにこれ、HPでUPしても大丈夫なんでしょうか・・・?(-_-;)
■金夏のコメント■
もう〜愛ですね! 愛! 流石ギアです旦那。マジで極めてくれましたvv でもカイちゃん死にそう(きゃ〜っ)
でもいいんだよ、愛があるから! 抱き合う二人は今宵も幸せです☆